線の形状を自由自在、パス情報を残したままだから使い道色々
刺さるところは少ないですが、逆に刺さるところにはとことん刺さるマニアックな機能のご紹介、第一回。
今回は線をただの罫線でなく、線の情報を残したまま特殊な形に変更できる線のプロファイルと、線幅ツールをご紹介します。
線のプロファイルと線幅ツールの使い方
- こんな時に使える、線のプロファイル
- 自分で線のプロファイルを登録するなら、線幅ツール
1.こんな時に使える、線のプロファイル
線のプロファイルは線タブを最大に展開すると一番下に現れますのでこちらから設定します。
プルダウンで色々と初期設定の物がありますので、こちらを線に設定してやると線が通常の罫線ではなくプロファイルで設定された形状となり、線幅・長さを変更しても設定した形状が維持されたままとなります。
また、プルダウン横のボタンで水平・垂直の反転も簡単に可能です。
正直使い道が思いつかないものも多いですが、三角形の形状は、文字を誰かが喋っているように表現した線に設定すると簡単にクオリティがワンランクアップしたり、また、パースのかかった矢印や一癖ある矢印も簡単に作ったりできます。
線の中心が膨れたプロファイルを波線に使用すれば風の流れのようなアイコンが簡単に作成可能です。
そのほかにも真ん中だけ膨れていたり先が細くなったりする線が簡単にできるので覚えておくと何かの役に立つかもしれません。
2.自分で線のプロファイルを登録するなら、線幅ツール
線のプロファイルの初期設定いがいにも、線幅ツールを用いることで自分でクセのある線を作ることも可能です。
線幅ツール自体あまり耳馴染みのないツールと思いますが、こちらを使えば線を自由に膨らませたりへこませたりすることが可能です。また、太さの調整を非対称にしたり、ダブルクリックをすることで数値で詳細に設定できたりと線を細かく加工することが可能です。
活用方法の一例として線幅ツールを使えばから奥にパースがかかった道も簡単に作成可能です。
そして作った線はプロファイルに登録可能。
線のプロファイルプルダウンの下、プロファイルに追加ボタンで追加が可能です。
また、他の使い方としてイラストの罫線に使うことでパスの情報を残したまま、線に味を持たせることが可能です。
線のプロファイル、線幅ツールの時短ポイント
- 特定の加工をワンタッチで適用可能
- 一度特殊なパスを作れば何度でも流用可能
- イラストに味を出すこともに使える
いかがでしたでしょうか?
使ったこともない方が多いツールや機能と思いますが、ピンポイントとはいえ割と作ることも多いアイコンの制作時間を短縮できるのは大きな強みです。線幅ツールのそんざいを知っていれば、パスだけでできること増やして手間を減らしたり、イラストにちょっとした風合いを簡単につけたりと時短やクオリティアップに繋がるシーンが必ず出てくると思います。
ぜひ活用してお家に早く帰りましょう!
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