パターンブラシなら後からの編集・調整も楽々
今回は例えば図形をパスに沿って流し込みたいときや流し込んだ図形でフレームを作りたい時に、図形やパターンをパスに沿って反映させることで、自由な形状に図形やパスを反映できるブラシ「パターンブラシ」の使い方をご紹介。
ブラシは存在は知っていても使ったことがない方も多いかと思いますが使い方を覚えておけば便利なタイミングがありますのでぜひこの記事を参考にしてみてください。
パターンブラシ使用の手順はこちら
- ブラシパネルからパターンブラシを登録
- パターンブラシを細かくカスタマイズ
- ブラシの角・始点・終点のカスタマイズでクオリティアップ
1.ブラシパネルからパターンブラシを登録
![ウィンドウメニューからブラシを選択でブラシパネルを表示](https://cho-jitan.com/wp-content/uploads/2023/07/vol67サブ01.jpg)
まず、ブラシパネルが開いていないときはウィンドウメニューからブラシを選択してください。
![ブラシパネルのメニューから新規ブラシその後パターンブラシを選択](https://cho-jitan.com/wp-content/uploads/2023/07/vol67サブ02.jpg)
そして任意の図形、今回でしたら猫の足跡選択した状態でブラシパネルのメニューの新規ブラシを選択(ブラシパネルに図形をドラッグでもOK)その後パターンブラシを選択します。
![メニューが出ても一旦OKで登録](https://cho-jitan.com/wp-content/uploads/2023/07/vol67サブ03.jpg)
色々メニューが出ますがいったんOK を押すとブラシパネルに今登録した猫の足跡が追加されます。
![パスを選択後ブラシをクリックすれば登録した図形がパスに反映される](https://cho-jitan.com/wp-content/uploads/2023/07/vol67サブ04.jpg)
パスを選択して猫の足跡をクリックすればそのパスに沿って猫の足跡が反映されます。
2.パターンブラシを細かくカスタマイズ
![登録したブラシをダブルクリックでメニューが開く](https://cho-jitan.com/wp-content/uploads/2023/07/vol67サブ05.jpg)
ブラシパネルから登録したブラシをダブルクリックすればいつでも先ほどのメニューが立ち上がりますので。ちょっと違うなと感じたらいつでも編集が可能です。
![登録した図形のサイズ感を調整できる](https://cho-jitan.com/wp-content/uploads/2023/07/vol67サブ06.jpg)
![登録した図形のサイズ感を調整できる](https://cho-jitan.com/wp-content/uploads/2023/07/vol67サブ07.jpg)
メニューから編集できる箇所は多岐に渡りますが、直感的に理解しやすい部分を解説しています。
まず、拡大縮小は単純に登録したパーツの大きさの調整ができる機能です。
![図形同士の感覚を調整できる](https://cho-jitan.com/wp-content/uploads/2023/07/vol67サブ08.jpg)
![図形同士の感覚を調整できる](https://cho-jitan.com/wp-content/uploads/2023/07/vol67サブ09.jpg)
つづいて間隔は登録したパーツ同士の間隔が変更できる機能となります。
![登録した図形を天地・左右のそれぞれ反対できる](https://cho-jitan.com/wp-content/uploads/2023/07/vol67サブ10.jpg)
![登録した図形を天地・左右のそれぞれ反対できる](https://cho-jitan.com/wp-content/uploads/2023/07/vol67サブ11.jpg)
反転に関してはそれぞれのボタンで天地・左右の反転が対象に。
![パスにフィットする時の調整方法を選択できる](https://cho-jitan.com/wp-content/uploads/2023/07/vol67サブ12.jpg)
フィットに関してはパターンをパスにフィットさせる際、パターン自体の形状を変えて整える「タイルを伸ばしてフィット」と間隔を調整することで形状を整える「間隔をあけてパスにフィット」パターンの中心位置をずらすことで調整する「中心をずらしてフィット」があります。
![タイルを伸ばしてフィットは図形自体の形状を歪ませてしまう](https://cho-jitan.com/wp-content/uploads/2023/07/vol67サブ13.jpg)
![間隔をあけてパスにフィットは間隔をあけるデザインだと違和感なく使える](https://cho-jitan.com/wp-content/uploads/2023/07/vol67サブ14.jpg)
![中心をずらしてフィットは登録した図形の中心を調整するため歪みや感覚の調整も少なくお勧め](https://cho-jitan.com/wp-content/uploads/2023/07/vol67サブ15.jpg)
タイルを伸ばしてフィットだとパターンの形状が歪んでしまうため、間隔が空いて問題ないデザインの場合は間隔をあけてパスにフィットがおすすめで、そうでない場合は歪みも感覚もあまりでない中心をずらしてフィットがおすすめです。
3.ブラシの角・始点・終点のカスタマイズでクオリティアップ
![メニューのタイルで角や始点・終点の設定をできる](https://cho-jitan.com/wp-content/uploads/2023/07/vol67サブ16.jpg)
![スウォッチにあらかじめ登録しておいた図形を選ぶことができる](https://cho-jitan.com/wp-content/uploads/2023/07/vol67サブ17.jpg)
パターンブラシのメニューから角や始点・終点の編集を行うことで、さらにクオリティをアップできます。
あらかじめスウォッチにパターンとして登録していた形状をパネルから選ぶことができるので、角、始点、終点を好みの図形に設定することでよりクオリティの高いデザインフレーム等を作成できるようになります。
![好みの図形で構成されたフレームができる](https://cho-jitan.com/wp-content/uploads/2023/07/vol67サブ18.jpg)
![パスの形状に合わせて変形するので編集も簡単。](https://cho-jitan.com/wp-content/uploads/2023/07/vol67サブ19.jpg)
こうして作ったデザインフレームはデザイン性がありながら、パスに合わせて形状を変更できるため、高い編集性を持たせることが可能となります。
パターンブラシ使用の時短ポイント
- 好みの図形を登録すればパスに沿って配置できる
- 細かく設定すればパスとして扱えるデザインフレームが制作できる
いかがでしたでしょうか?
パスに沿って図形を配置できるので好みの形に図形を配置しやすいのはもちろん、パスとしての性質は残りますのであとから簡単に編集できることは強いメリットと思います。
一度作ったフレームの他サイズへの流用も簡単になりますし作業効率の改善につながりますので、触ったことがない方もぜひ一度触ってみることをお勧めします。
ぜひ活用してお家に早く帰りましょう!
動画で手順公開中
説明用のイラストはこちらのサイトからダウロードしています。
無料なのに、とてもたくさんの中から色々探せるので是非使ってみてください。
コメント