黒をのせて作るよりリアルな影の作り方をご紹介
デザインはしていても写真の補正・レタッチは苦手or専門家に任せてる、という方もいらっしゃるかと思います。しかしレタッチ技能を磨いておくと画作りにおいてとても役に立ちますし、他人に依頼するときも具体的な依頼ができるようになると思います。つまりレタッチの技術を磨くことが結果的にデザイン力向上、そして何より時短につながると思いましたので、今回から新しくレタッチを素早くきれいにできる技術をご紹介していこうと思います。
初回はまず基本の基本、合成したものにきれいな影を付ける方法をご紹介していきます。
リアルな影をつける2つの方法をご紹介
- もとからある影を利用した合成方法
- トーンカーブを用いた影の作成方法
1.もとからある影を利用した合成方法
まず一番間違いないのが最初からある影を利用すること。同じ様な床面、もしくは白バックであれば合成したものの背面に境界をぼかした影をもってきて重ねることでリアリティのある影を作成可能です。または同じ角度のアイテム、例えばもとからあるお皿の上にお皿を重ねて調整することで、もとのリアルな影を使用することが可能です。
2.トーンカーブを用いた影の作成方法
しかしそんな都合のいい影がもとからあることは少ないです。そこで影を自分で作る必要がありますが、リアルじゃない影にありがちなスミをぼかして乗算する方法、これでは何かスミっぽくてあまりリアルじゃありません。
そこで使うのがトーンカーブ。トーンカーブをレイヤーマスクで影をつけたい箇所だけぼかしながら濃度を上げてやることで本来そこにある色が濃くなる、つまり本来の影の色の出方と同じになりリアルな影となるのです。さらに接地面のエッジに沿ってもうひとつトーンカーブを適用してやることでよりリアルな影を作成が可能です。
リアルな影を合成する際のポイント
- もとからある影が利用することでリアルかつ時短に
- スミを重ねただけでは表現できないリアルな影をトーンカーブなら再現可能
いかがでしたでしょうか?
影をつけるというとどうしてもスミを重ねて済ませてしまっている方多いと思います。ひと手間トーンカーブを使うだけでリアリティがぐっと上がり画面の完成度がぐっと上がりますのでおすすめですよ。
ぜひ活用してお家に早く帰りましょう!
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