選択範囲を指定した色補正でメリハリのみコントロール
写真にメリハリを付けたい時、トーンカーブのいわゆるS字カーブを使う方多いと思います。S字カーブで済む場合は問題ないのですが濃度の濃いところと薄いところが混在しているとなかなかうまくいきませんし、全体的な写真の色を変えずにメリハリをつけるのも難しいです。。
そこで!トーンカーブとレイヤーマスクを用いて写真の光源関係を調整し自由自在の写真のメリハリを調整する方法をご紹介します。
色のイメージを変えずにメリハリを変更する方法をご紹介
- 色のイメージを残したままメリハリをつけるには
- メリハリを弱めたりハイライト部分をよりキワ立たせることも可能
- 光源方向の管理にも活用可能
1.色のイメージを残したままメリハリをつけるには
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
例えばこのソフトクリームのように白い部分とコーン部分で濃度差がある場合S字カーブで調整しようとしてもうまくいかないと思います。こういった場合メリハリを付けようとするならコーン部分の影になる部分とソフトクリームのシワになっている部分をそれぞれレイヤーマスクで指定した上で濃度をあげることで現在の色味を維持したままメリハリのある写真に補正することが可能です。
うまく馴染むようにレイヤーマスクの境界線をぼかすこと、それでもうまく馴染まないならレイヤーマスクにグラデーションも使用することが違和感なく適用するポイントです。
2.メリハリを弱めたりハイライト部分をよりキワ立たせることも可能
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
逆に濃度が濃い部分をトーンカーブで明るくすることでコントラストが弱まった写真にすることが可能です。全体の色味を明るくしてからこの処理をすることで柔らかな光源の写真にすることが可能です。
また、こちらを使えばハイライト部分や鮮やかにしたい部分のみを際立たせることも可能です。
3.光源方向の管理にも活用可能

レイヤーマスクにグラデーションをかけてトーンカーブ等を適用すれば簡単な光源方向の調整をすることが可能です。異なる写真を一つに合成する時に一体感を出すために光源の調整は必須ですのでぜひご活用ください。
リアルな影を合成する際のポイント
- 狙った部分のみ色を変更することでコントラストの調整が自由自在
- 写真の光源の強さや方向をリアルに変更可能
いかがでしたでしょうか?
こちらを使えば単純にメリハリをつけるというよりは光の強さや光源の位置を変更できるため、写真一点を思った通りのトーンの写真にできることはもちろん、複数写真を合成した時に違和感なく美しく合成する時にとても使えますので、素早く合成作業を完了させるのに役立つと思います。
ぜひ活用してお家に早く帰りましょう!
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