小分けになって合成しやすいデータがコピペだけでOK
フォトショップで合成画像を作成する際、イラレである程度レイアウトしてからフォトショップに持っていく、というやり方の方は結構いると思います。
以前まででしたらフォトショップ側で編集しやすいようイラレ側でレイヤー分けをしてpsd書き出しをする必要があり、オブジェクトの数が多いとそれなりに手間だったと思います。
しかしフォトショ2022からそんな手間をかけずにコピペできるようになりましたので、そちらをご紹介します。
イラレからフォトショへレイアウト移植の手順はこちら
- 今までのイラレでフォトショへ持っていく手順
- フォトショ2022からの手順
1.今までのイラレでフォトショへ持っていく手順
![psd書き出し前にオブジェクトを一つずつレイヤー訳](https://cho-jitan.com/wp-content/uploads/2022/12/vol52サブ01.jpg)
まずは旧バージョンでのイラレからフォトショへ合成用データを持っていくやり方のおさらい。
まずは合成用にレイアウトしたデータをオブジェクトごとにレイヤー分け。
これをしないとフォトショ側でレイヤー分けされないため面倒ですが必ず行っていきましょう。
![ファイルメニューから書き出しの書き出し形式を選択](https://cho-jitan.com/wp-content/uploads/2022/12/vol52サブ02.jpg)
![ファイル形式はpsdを選択](https://cho-jitan.com/wp-content/uploads/2022/12/vol52サブ03.jpg)
![書き出しオプションでレイヤーを保持を選択](https://cho-jitan.com/wp-content/uploads/2022/12/vol52サブ04.jpg)
レイヤー分け等データの用意ができたらファイルメニューから書き出し→書き出し形式を選択。
そして形式をpsdにして決定、そして表示される書き出しオプションでカラーモード・解像度を設定、レイヤーを生かしたいのでオブションでレイヤーを保持にチェックをします。
テキストを編集できるようにしておきたい場合はテキストの編集機能の保持にもチェックを入れておきます。
![フォトショ側で編集しやすい状態で書き出される](https://cho-jitan.com/wp-content/uploads/2022/12/vol52サブ05.jpg)
書き出したpsdを開けばレイヤー分けされているのでスムーズに合成作業を行うことが可能です。
2.フォトショ2022からの手順
![イラレでコピーをしたものをフォトショでペースト、その際レイヤーを選択するだけ](https://cho-jitan.com/wp-content/uploads/2022/12/vol52サブ06.jpg)
2022からは先ほど紹介したような手順を踏む必要もなく、持っていきたいオブジェクトをまとめて選択肢コピー、フォトショ側でペースト行います。
そして出てきたメニューでレイヤーを選択してペースト、これだけでOKです。
![マスクを活かしたいときはベクトルマスクを選択](https://cho-jitan.com/wp-content/uploads/2022/12/vol52サブ07.jpg)
![実質コピペだけでフォトショで編集しやすいデータになる](https://cho-jitan.com/wp-content/uploads/2022/12/vol52サブ08.jpg)
マスクがある場合ペースト中にラスタライズするかパスを生かすか質問されますので生かす場合はベクトルマスクを選択しましょう。
![マスク範囲がいきるためフォトショ側でマスク範囲を編集できる](https://cho-jitan.com/wp-content/uploads/2022/12/vol52サブ09.jpg)
マスクが生きているためフォトショ側でマスク範囲を変更することができます。
![シェイプ属性も生き残るため図形をフォトショ側で後付編集ができる](https://cho-jitan.com/wp-content/uploads/2022/12/vol52サブ10.jpg)
また、イラレのシェイプ属性が生きている物はフォトショ側のプロパティパネルでイラレのように簡単に色変えや角丸の設定ができるのでぜひ活用してみてください。
シェイプ属性についてはこちらをご覧ください
![リンク画像はリンクのままなので、元データを残したい場合は埋め込み等必要](https://cho-jitan.com/wp-content/uploads/2022/12/vol52サブ11.jpg)
ひとつ注意点として画像はリンクの状態となっていますので画像のレタッチ等行ないたいときはプロパティから埋め込みを行ってください。
そうすればスマートオブジェクトになりますので、そちらで編集することが可能になります。
スマートオブジェクトはこちらの記事で詳細をご紹介しています。
ダイナミックシンボルの時短ポイント
- 書き出しようにデータを作らなくてもコピペだけで可能
- 編集しやすいPSDファイルを作成可能
いかがでしたでしょうか?
地味に手間だったイラレ側でのレイヤー調整が一切必要ない上、テキストの他、マスクのパスも編集可能な状態で残るため今までの書き出しよりフォトショで編集可能なことが多い状態で合成をすることが可能です。合成時間の短縮は作業時間の削減にダイレクトに係ると思いますのでぜひ活用してください。
ぜひ活用してお家に早く帰りましょう!
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