どうしても切り離せない欧文文字をどう解決するか
欧文書体で文字を打つ際、例えば小文字の「f」うしろの文字がくっついてしまい文字間をあけようにも一文字扱いになっており対処ができず、その部分だけ書体を変えるというわけにも行かない場合等困ってしまったことありませんか。そんな文字がくっついてしまうトラブルの対処方法をご紹介します。
欧文文字がくっついた場合の解決手順はこちら
- なぜ文字がくっついてしまうのか
- 対処法はどうすればよいか
1.なぜ文字がくっついてしまうのか
なぜ文字くっついてしまうかというと、日本には馴染みがあまりありませんが、欧米では例えば「f」と「i」を繋げると「i」の点の部分が「f」の傘の部分に重なり美しくないため、一つの文字にしてしまう「合字」という対処法が一般的のためです。
そのため一部欧文書体でデフォルトで合字処理がされてしまうことが原因となります。
小文字の「f」がくっついてしまうことが多いですが、書体によってデザイン性を維持するため、その他の文字でも合字になる可能性があることは念頭に置いておくとよいと思います。
2.対処法はどうすればよいか
欧米では常識的とはいえ、やはり日本ではあまり馴染みがなくお客様によっては文字がおかしいと指摘が入ることもあると思います。しかし冒頭で触れた様に一文字扱いになり文字間もあけられません。
そこで使うのがあまり耳馴染みのないOpen Type パネル。開いていない場合はウィンドウメニューの書式の中のOpen Typeから開いてください。
このパネルのfiと書かれたボタンをクリックすることで合字を解除することが可能です。
ただ、解除しただけだと文字がくっついてしまっていることが多いのでしっかり文字間を調整する必要がある場合が多いです。
逆に合字にしたいときも同様のボタンをクリックすればOKです。
欧文文字がくっついた場合の解決ポイント
- Open Typeパネルのボタン操作で一発解決
いかがでしたでしょうか?
解決方法さえ知っていればなんてことはない事例ですが、やはり日本人には馴染みのない現象ではありますし、そもそもの知識がないと解決法はもちろん発生タイミングもわからずクレームの原因にもなりかねません。
頭の片隅にでも残しておけば、ミスの予防そして修正の際には手早く解決することで時短にも繋がっていくと思います。
ぜひ活用してお家に早く帰りましょう!
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