シワの上にリアルに合成なら「置き換え」を使おう

布の皺に合わせて自動でリアルに合成 Photoshop時短術
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布地の上の画像をシワに合わせてリアルに変形

旗や衣服のようなシワのある布地にデザインを合成する際、シワにそって歪みがあるとリアリティが出るものの手動でやろうとすると大変手間だと思います。
今回はフォトショップにて自動でシワに合わせて形状を歪ませてくれる便利ツールをご紹介。
少々ステップ数が多いですが簡単にリアルな合成ができますよ。


シワのリアルな合成の手順はこちら

  1. 下準備としてシワのある画像を別ファイルで保存
  2. 変形から置き換えを選択してシワに合わせて変形
  3. 変形した画像をより馴染ませる方法

1.下準備としてシワのある画像を別ファイルで保存

シワのある画像のレイヤーのみ別名保存、その際レイヤーは結合する

まずはシワ部分の画像のみ別ファイルで必要なため、シワのレイヤーだけ残したファイルを別名でpsd形式で保存します。また、その際画像は統合します

色相・彩度で彩度を-100にして無彩色にする

別名で保存したファイルに、まずは無彩色にするため色調補正から、もしくはcmd(ctrl)+Uで色相彩度を立ち上げ、彩度のスライドを-100にします。

軽くぼかしを入れることで最終の仕上がりが良くなる

若干ぼかしておくと合成後馴染みやすいので解像度にもよりますが参考画像だと5pxですしほんのりとぼかしておくとよいでしょう。最終的に合成したところの境界線がキレイになります。

シワのメリハリが弱い時はトーンカーブ等で調整する

ある程度シワにメリハリがあった方が合成した時適用されやすいので、シワが薄いな、と感じたらトーンカーブ等でシワを強めてください。

2.変形から置き換えを選択してシワに合わせて変形

数値のみ変更、だいたい20程度で大丈夫

開いたメニューの水平比率と垂直比率を20程度、他のボタンは今回のやり方でシワを合成する際は、とくにいじらなくても問題ありません。
水平比率と垂直比率の数字は効果の適用量ですので、適用加減をみて増減しても良いと思います。

置き換えから別名保存したシワのファイルを選択すれば自動で変形される

置き換えメニューでOKを押せば、ファイル選択のメニューが開きますので先ほど作ったシワのみのデータを選択、そうすれば図形がシワに合わせて変形されます。

3.変形した画像をより馴染ませる方法

白っぽい布地なら図形を乗算にするだけで馴染む

シワに合わせた変形で形状としてはリアルに合成ができますが、さらに馴染ませるためにもう一工夫。
背景が白やそれに近い色の場合は合成している図形の描画モードで乗算を選ぶだけでかなりキレイに馴染ませることができます。

背景が濃い色の場合の馴染ませ方をご紹介

背景が濃い色の場合はレイヤースタイルからブレンド条件がおすすめ。

レイヤースタイルのブレンド条件を編集する

レイヤーをダブルクリックでレイヤースタイルを立ち上げたらレイヤー効果メニューの一番下、下になっているレイヤーと書いてある下のスライダを編集します。

シワへのリアルな合成での時短ポイント

  • 細かい調整必要なしでシワに合わせて自動変形
  • 他の機能と組み合わせてさらにリアルに

いかがでしたでしょうか?

旗への合成や服への合成等、シワのある部分への合成は必要なタイミングは結構あると思いますし、こういったアイテムへの合成が上手くいくとデザイン全体の印象もグッとよくなると思います。
準備が若干手間ですがそれ以上の効果がでますので、ぜひご活用ください。

ぜひ活用してお家に早く帰りましょう!

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