パスが多いため加工で重くなる筆文字の軽量化方法
今回は筆文字をパス化した上、アピアランスで効果をかけたいときに便利な軽量化方法をご紹介。
筆文字はパス数が非常に多くなり、編集時・保存時問わず時間がかかり効率が悪くなってしまいがちですし出力でもトラブルがおきがちです。
筆文字以外にもパスの多いオブジェクトでは起こりがちなことなので、ぜひ一度試してみてください。
筆文字軽量化の手順はこちら
- 筆文字の画像しかない場合はトレース
- 筆文字のパスを削減する方法
1.筆文字の画像しかない場合はトレース

まず、筆文字が画像しかない場合、もしくは手書きのものをスキャンして使いたい場合はイラレのトレース機能が便利。

配置した筆文字の画像を選択したら、コントロールパネルの画像トレースを選択。
この際、大きめに画像を配置しておくとトレースが上手くいきやすいです。
細かい設定が色々できますが筆文字のトレースなら画像トレースボタンを押すだけで基本問題ありません。

トレースをしたらコントロールパネルの拡張ボタンをおすとパス化ができます。

ただし、そのままだと白地が残っていますので、選択メニューの共通から塗りと線を選択して削除してください。
この際、編集中の必要なオブジェクトを消してしまう可能性がありますので、トレースは新規ファイルで作業をおすすめします。
画像トレースの詳細は過去記事でご紹介していますのではこちらからどうぞ。
2.フォトショのアートボードの調整方法

パス化した筆文字に編集のためアピアランスを適用するとパス数が多いため重くなってしまい、編集が非効率になったりトラブルもおこりがちです。
軽量化するために単純にラスタライズして画像化しても良いのですが、後からの編集が行いにくいためパスを残したままの軽量化方法をご紹介します。

パス化した筆文字を選択したらオブジェクトメニューのパスから単純化を選択。


デフォルトである程度パス数を削減した状態で表示されますが、表示されたスライダでパス数を調整できますので、違和感ない程度までパス数を削減することで軽量化を図れます。
パスの単純化の詳細な使い方はこちらの過去記事からどうぞ
フォトショのアートボードによる時短ポイント
- 重くなりがちな筆文字のアピアランスを編集可能な状態で可能な限り軽量化できる
いかがでしたでしょうか?
筆文字はデザインする際に使う機会も多いと思いますし、アピアランスをかける機会もあると思います。
その際に動作が重くなって頭を抱えた記憶がある方はぜひ一度試してみてください。
ぜひ活用してお家に早く帰りましょう!
動画で手順公開中
説明用のイラストはこちらのサイトからダウロードしています。
無料なのに、とてもたくさんの中から色々探せるので是非使ってみてください。
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