オブジェクトをただ揃える以外にも色々使える小技をご紹介
複数のオブジェクトの整列や均等配置に活用している整列パネル。
昔から使っていると気づかないうちに増えている便利な機能もあると思いますので、個人的に知っておくと便利だと感じた応用の機能をご紹介していきます。
使用頻度も高い機能と思いますので、ぜひ活用して時短に繋げてください。
整列パネルの小技の使用手順はこちら
- オブジェクトではなくアートボードを基準にして整列
- 整列の基準「キーオブジェクト」を指定した整列方法
- キーオブジェクト指定による数値を設定しての等間隔分布
1.オブジェクトではなくアートボードを基準にして整列

最初の小技として、オブジェクトを一つしか選択せず整列のボタンを押すと、アートボードに対して整列されること。(グループ化していれば一つのオブジェクトとして認識されます)
アートボードのセンターにオブジェクトを配置したい時に便利な機能です。

ちなみに複数オブジェクトを選択した時も整列パネルの右下の3つのアイコンから左端「アートボードに整列」をクリックすればアートボードに対して整列されます。
(複数選択の時のデフォルトは真ん中の「選択範囲に整列」となっています。)
複数オブジェクトをアートボードの左端に揃える等の作業に利用すると便利です。
2.整列の基準「キーオブジェクト」を指定した整列方法

続いてマイナーな便利機能として先ほどご紹介した整列パネル右下3つのアイコン一番右の「キーオブジェクトに整列」をご紹介。

整列したいオブジェクトを選択後、キーオブジェクトに整列をクリックすれば最後に選択したオブジェクトが太枠で選択されていることがわかると思います。

太枠で選択されているオブジェクトを「キーオブジェクト」として、こちらを基準に整列が行えます。
通常の選択範囲全体でセンターや右端等の判断をするのではなく動かしたくないオブジェクトを決めてそこに合わせることが簡単にできるようになります。

キーオブジェクトに整列アイコンを選択中に、選択中のオブジェクトをクリックすることでキーオブジェクトを切り替えることも可能です。
3.キーオブジェクト指定による数値を設定しての等間隔分布

「キーオブジェクトに整列」にはさらに特記事項があり、3つの整列アイコンの左、等間隔に分布に数値が設定できるようになります。

これにより指定したキーオブジェクトからマージン10mmで等間隔にオブジェクトを配置といったレイアウトが手早くかつ正確に作成可能です。
アートボードの小技による時短ポイント
- アートボードのセンターへの配置がクリックのみで可能
- 基準のオブジェクトを指定して整列可能
- 基準のオブジェクトから指定した数値で等間隔に整列可能
いかがでしたでしょうか?
整列パネル自体は非常に使用頻度が高い機能と思いますが、今回ご紹介た小技の中に知らなかったものがあればぜひ使ってみてください。
もう一手間、ふた手間かければ、問題なくできることばかりですが先述の通り使用頻度の高い機能ですし、今回ご紹介した小技も用途は広いと思いますので知っているか知らないかで作業時間に結構差が出ると思います。
ぜひ活用してお家に早く帰りましょう!
動画で手順公開中
説明用のイラストはこちらのサイトからダウロードしています。
無料なのに、とてもたくさんの中から色々探せるので是非使ってみてください。
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