トーンカーブやレベル補正だけじゃない!使える色補正をご紹介
色補正をするときはレベル補正やトーンカーブ、それと色相彩度あたりをよく使われる方多いと思います。
私もよく使うのはそのあたりなのですが、そういったメジャーどころの色補正ツール以外にも使いやすくて効果もわかりやすく汎用性が高いものが色々ありますので、今回はその中から2種類をご紹介します。
おすすめマイナー色補正機能はこちら
- 切り抜きせずに特定部分の色変更ができる 特定色域の選択
- 写真の風合いを簡単に変更できる レンズフィルター
1.切り抜きせずに特定部分の色変更ができる 特定色域の選択
![特定色域の選択適用前の写真](https://cho-jitan.com/wp-content/uploads/2022/08/vol33サブ01.jpg)
![特定色域の選択の適用方法](https://cho-jitan.com/wp-content/uploads/2022/08/vol33サブ02.jpg)
まず最初にご紹介するのは「特定色域の選択」。
こちらは上部のカラーからRGBかCMYKもしくは白・中間色・黒が選択でき、選択した色域のみに補正をかけられる色補正ツールです。
![特定色域の選択
レッド系を選んだ場合](https://cho-jitan.com/wp-content/uploads/2022/08/vol33サブ03.jpg)
![特定色域の選択
イエロー系を選んだ場合](https://cho-jitan.com/wp-content/uploads/2022/08/vol33サブ04.jpg)
![特定色域の選択
白色系を選んだ場合](https://cho-jitan.com/wp-content/uploads/2022/08/vol33サブ05.jpg)
例えば写真の様なベリータルトを補正する際、カラーのプルダウンからレッド系を選択すればベリーのみ、イエロー系を選択すればタルトのみ、白色系を選択すれば皿のみを補正することが可能です。
![特定色域の選択
中間色系を選んだ場合](https://cho-jitan.com/wp-content/uploads/2022/08/vol33サブ06.jpg)
また、中間色を選べば皿以外の全てが対象となる等、選んだカラーで補正の対象がかなり変わりますので、変えたい部分の色味を見定めて色々と試してみてください。
これを使えばいちいち選択範囲を切り分けなくても狙った色域のみ細かに調整が可能になるため余計な時間を削減できます。
![CMYKスライダーで設定が可能なため
直感的な調整が可能](https://cho-jitan.com/wp-content/uploads/2022/08/vol33サブ07.jpg)
補正方法も指定の色域をCMYKの数値を増やすか減らすかをスライダで調整するだけのため、ベリーの色を明るくしたいならレッド系でシアンを減らす等、CMYKで普段作業をしている人ほどわかりやすいと思います。
![特定色域の選択は
相対値での設定がオススメ](https://cho-jitan.com/wp-content/uploads/2022/08/vol33サブ08.jpg)
デフォルトで下部のボタンが相対値になっているので大丈夫と思いますが、基本的に相対値で作業がおすすめです。
絶対値で作業すると増減したパーセンテージがそのまま加算・減算されますので細かな調整がしずらいことがその理由です。
しかし全体的に数値を底上げしたい時や、色域から指定の色味を完全に消したい時はこちらの方が早いので時と場合で使い分けてください。
2.写真の風合いを簡単に変更できる レンズフィルター
![レンズフィルターの適用方法](https://cho-jitan.com/wp-content/uploads/2022/08/vol33サブ10.jpg)
![フィルターで選んだものに合わせて
色味が変わる](https://cho-jitan.com/wp-content/uploads/2022/08/vol33サブ11.jpg)
![カスタムで自由に色味の雰囲気を変えられる](https://cho-jitan.com/wp-content/uploads/2022/08/vol33サブ12.jpg)
![レンズフィルターは
適用量で色味の濃度を調整できる](https://cho-jitan.com/wp-content/uploads/2022/08/vol33サブ13.jpg)
続いてはレンズフィルターのご紹介。
上のフィルターを選択後warmingを選べば暖色系、 coolingを選べば寒色系、その他の色の名称を選べばその名称の色味の風合いに写真が補正されます。
カスタムを選べば自分で色味を設定することも可能。
撮影時から青白い風合いや暖かな風合いで撮った様な、雰囲気のある写真を、細かい調整をせずワンタッチで実現が可能です。
また適用量で色味の濃度を調整することも可能ですのでお好みの風合いをまで調整することも可能です。
編集モードの時短ポイント
- 切り抜きをしなくても指定した色域のみを直感的かつ細かく補正可能
- 雰囲気のある写真にワンタッチで実現可能、雰囲気の変更も楽々
いかがでしたでしょうか?
特定色域の選択は切り抜きせずとも狙った箇所を補正できることも便利ですが何よりもCMYKスライダーで細かに調整できるところが個人的には一押しです。似た様な色味が多くうまく選択できないときでも、細かな調整がしたい時は切り抜いてでも使っています。
レンズフィルターも緑がかったお洒落な写真にしたい時や、青白い空気感のクールな写真がしたい時等ムードある写真が作りたい時とりあえず一度試してみて、そこから微調整することで時間短縮に役立っていますので、ぜひ両機能とも使ったことがなければ使ってみてください。
ぜひ活用してお家に早く帰りましょう!
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