透明だから難しそうなリアルの湯気も簡単に合成可能
以前便利なフリーブラシの紹介で、湯気の作り方もご紹介しましたが、今回はよりリアルな実際の湯気を合成するコツをご紹介。ブラシはブラシで速いし便利ではあるのですが、よりリアルさを求める場合はやはり実物が一番ですので、求められるクオリティによってこちらもご一考ください。
簡易的にフリーブラシで作るリアルな湯気等はこちら
リアルな湯気の合成手順はこちら
- 素材の湯気の背景を真っ黒にする
- レイヤー描画モードで簡単合成
1.素材の湯気の背景を真っ黒にする
![合成する湯気の素材は背景を真っ黒に](https://cho-jitan.com/wp-content/uploads/2022/10/vol41サブ01.jpg)
まず湯気の素材を探す際、背景が黒い物もしくはトーンカーブで背景が真っ黒になるまで調整できる物を選んでください。
![湯気の部分の背景が黒いなら問題なし](https://cho-jitan.com/wp-content/uploads/2022/10/vol41サブ02.jpg)
ちなみに他のものが写っていても湯気部分の背景さえ黒ければ問題ありません。
注意点としてはグレースケールの黒ではうまくいかないため、必ずRGBもしくはCMYKの掛け合わせの黒が背景になるようにしてください。
2.レイヤー描画モードで簡単合成
![レイヤーの描画モードをスクリーンで簡単に湯気が合成できる](https://cho-jitan.com/wp-content/uploads/2022/10/vol41サブ03.jpg)
背景が真っ黒にできたら必要な部分を境界線をぼかして合成したい写真に配置します。
合成したい写真にもってきたら素材をもってきたら湯気のあるレイヤーの描画モードをスクリーンに設定します。
![きれいにぬけないときは湯気の背景の黒やコントラストを調整](https://cho-jitan.com/wp-content/uploads/2022/10/vol41サブ04.jpg)
中途半端にしか透過されないときはトーンカーブで湯気の背景がしっかり黒くなるよう調整してください。
![境界・表示箇所をレイヤーマスクで調整して完了](https://cho-jitan.com/wp-content/uploads/2022/10/vol41サブ05.jpg)
最後に湯気の数を増やしたり、レイヤーマスクで形状を調整したら湯気の合成の完成です。
湯気の写真+レイヤー描画モードの合成時短ポイント
- 本物の湯気を合成できるため、よりリアルな湯気を表現できる
- 背景を黒くする+レイヤー描画モードだけの簡単合成
いかがでしたでしょうか?
湯気の様な透明なものは合成が難しいと諦めてしまう場合もあると思いますが、条件さえ整えれば簡単に合成が可能です。実際の湯気を合成した写真はやはり一味違いますので、クオリティが必要な際はぜひ試してみてください。
ぜひ活用してお家に早く帰りましょう!
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